2009年1月21日水曜日

漢湯



昨日は湯治のため、佐賀にあります武雄温泉に行って来ました。
この温泉、近場の中では最強の温泉であります。(当然の源泉掛け流し)歴史も古く、かの太閤(秀吉)様も絶賛したと言われています。施設内に何種類かお風呂はあるのですが、何と言っても「元湯」が最高です。(入浴料300円)六畳くらいの大きさの湯船が二つあり、「ぬる湯」と「あつ湯」に分かれています。その「あつ湯」・・・。めっちゃ熱いです。気合いを入れて入らないと、火傷してしまいます。ゆっくり・・ゆっくりと・・目をつむりながら・・静かに・・そして素早く、湯船に沈んでいきます。首までしっかりつかった後は、もうそこには「我慢」しかありません。肌を突き刺す熱さに耐える事・・。忍耐。まさに男湯の中の男湯です。
そして、そこは田舎の温泉らしく、近所のおじさん達もいつも沢山いらっしゃってまして、皆で「ぬる湯」に入りながら楽しそうにおしゃべりなどをされてます。(いつもあつ湯はガラガラです)そこへよそもんの私が入って来、脇見もふらず「あつ湯」に入るものですから、おじさん達の「漢湯魂」に火がつくみたいでありまして私につられ「あつ湯」への引っ越しが始まりだし、知らぬ間に「あつ湯」において「我慢くらべ」が始まるわけです。(あつ湯は俺達のものだ!的な・・)普段、へたれな私ですが、今迄この勝負にだけは負けた事がありません。こんな事でもやってないと、「あつ湯」に長い時間入っていられないと言うのが正直な所ですが・・・とにかく今、「あつ湯」に入っている全てのおじさん達が出るまで出ない!
出る頃には頭はクラクラ・・心臓バクバク・・体は真っ赤っか・・・
しかし、体がシャキッっとなるのです。これがたまりません。
勝負が終わり、体も温まり・・ボーっとしていると、先ほど勝負していたおじさん達も私に心をゆるしてくれたみたいで「おにーちゃん、どっから来たんや?」などと話しかけてくれます。そんなあったかい・・というか、「熱い!」武雄温泉・・・最高です。
そして何より、冬の温泉あがりで履く草履・・・これがまた気持ちいいんです。(これが言いたかっただけなんですが・・・)



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